【モスブロッカー】海外で実際にあった「蚊の少し怖い話」3選|技術顧問ジェイムス マイケルの国際レポート
- Jamie Lane
- Jul 30
- 3 min read
こんにちは。モスブロッカーの技術顧問、ジェイムス マイケルです。
普段は蚊の防除や現場対応について語っていますが、今回は少し毛色の違う話題をお届けします。テーマはずばり──
「海外で実際に起きた、蚊にまつわる怖い話」です。
私自身が現地視察や学会で得た情報、また国際的な事例から学んだ「蚊がいかに危険な存在か」を、皆さんに知っていただけたらと思っています。

🧠 なぜ蚊は「世界で最も人を殺す生物」なのか?
まず事実として、WHO(世界保健機関)はこう述べています:
🌍 「蚊は年間70万人以上の命を奪っている」
これは、サメやライオン、ヘビなどをはるかに上回る数字です。そのほとんどが、蚊を媒介とする感染症によるものです。
🩸 【実話①】ブラジルで流行したデング熱による“幻覚”
2019年、私はブラジル・リオデジャネイロ現地で出会った医師が語った症例は、非常にショッキングなものでした。
ある若い男性が、デング熱に感染した後に高熱と幻覚を発症。一時的に「自分の腕が腐っていくように感じる」という幻覚妄想に苦しみ、家族にも暴力を振るうほど錯乱。
結局、幸い命は取り留めたものの、脳の炎症による後遺症がしばらく残ったそうです。
デング熱は「ただの熱」ではないということを、私はこの話で痛感しました。
🦟 【実話②】バリ島旅行者のジカ熱感染で妊娠中絶の決断
2017年、東南アジアでジカ熱が流行しました。ある日本人の新婚夫婦がバリ島へ新婚旅行に行き、帰国後に妻がジカウイルスに感染していたことが発覚。
妊娠初期だったこともあり、胎児への影響(ジカウイルスによる小頭症など)を考慮し、やむを得ず中絶を選択せざるを得なかったとのことです。
このニュースは当時、医療関係者の中で大きな話題となりました。「蚊一匹が、人生を変える」──それは決して大げさな話ではないのです。
🪦 【実話③】アフリカ・マラウイでのマラリアによる突然死
私がかつて協力していたNGOの現地スタッフが体験した話です。
アフリカのマラウイで、学校支援活動をしていた青年ボランティアが軽い発熱を訴えた翌日──彼は宿舎のベッドで亡くなっていました。
死因は重症マラリア。発症からわずか36時間での急性進行型でした。
熱帯地域では、病院に行く時間もなく命を落とすことが珍しくない。これをきっかけに、そのNGOは「蚊帳」や「予防薬配布」などの活動を拡大したそうです。
🛡 モスブロッカーとして伝えたいこと
こうした話を読んで、「海外だから怖いんでしょ?」と思われるかもしれません。
でも、現実にはデング熱は東京でも感染者が出ています。日本にいるからといって、蚊の脅威から完全に逃れられるわけではありません。
私たちモスブロッカーは、そうした「油断」や「気の緩み」から守るために、空間まるごと防除する仕組みを日々アップデートしています。
💡 蚊から身を守るために、今できること
海外旅行時は虫除けスプレー+長袖+蚊帳を忘れずに
国内でも蚊が出る季節はベランダや玄関の水たまりを放置しない
公共空間やイベントでの防除対策には、空間対応型のプロ機器を検討する
🧩 まとめ:蚊は小さいが、決して無害ではない
技術顧問として私は、こう断言します。
「蚊をあなどるな」
この一言に尽きます。可視化できないからこそ、対策を怠りがちなのが蚊の怖さです。
あなたや、あなたの大切な人が、「たかが蚊」によって人生を狂わされないために──今できる対策を、一緒に考えていきましょう。
技術顧問 ジェイムス マイケル
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