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モスブロッカーの技術顧問ジェイムス マイケルが解説!蚊が本当に好きなのは人間の血?それとも動物?

  • Writer: Jamie Lane
    Jamie Lane
  • Aug 10
  • 2 min read

蚊が好きな動物の血は人間?動物?

モスブロッカーのジェイムス マイケルが科学的に解説


こんにちは。モスブロッカーの技術顧問、ジェイムス・マイケルです。今回は「蚊が本当に好むのは人間の血か、それとも動物の血か?」というテーマでお話しします。

実は、この質問は防蚊の現場でもよく出る疑問です。公園や牧場、住宅地など、場所によって蚊が狙うターゲットは大きく変わるからです。

人間と動物が向かい合うシルエットのイラスト。中央に『人間 vs 動物 蚊が選ぶのはどっち?』という文字が入り、蚊のイラストが両者の間に描かれている横長のビジュアル。

モスブロッカーのジェイムス マイケルが語る「蚊の嗜好性」の基本

蚊の種類によって、人間を好むか動物を好むかははっきり分かれます。例えば、

  • ネッタイシマカ → 人間の血を特に好む

  • イエカ属の一部 → 牛や鳥など動物を優先

  • ハマダラカ → 人間と動物、どちらも吸う「雑食派」

この嗜好性は「宿主選択性(Host Preference)」と呼ばれ、二酸化炭素の濃度・体温・皮膚の匂い成分など複数の要素で決まります。


動物の血を選ぶ理由と人間を選ぶ理由

モスブロッカーのジェイムス マイケルの現場分析

  • 動物の血を選ぶ理由草原や農村部では家畜の数が多く、蚊にとっては効率的な食料源。さらに動物は動かずに群れているため吸いやすい。

  • 人間の血を選ぶ理由都市部では家畜が少なく、夜間の人間活動や照明が蚊を引き寄せます。また、人間の皮膚から発する乳酸やアンモニアは、蚊にとって強い誘引物質です。


人間 vs 動物 どちらが「刺されやすい」?

最新の研究では、同じ環境で比較した場合、蚊の種類によって好みが二極化することがわかっています。例えば、都市部のネッタイシマカは明らかに人間を選びますが、農村のイエカは牛や豚を選ぶ確率が高いという結果があります。


モスブロッカーの防蚊戦略にどう活かす?

私は顧問として、現場の環境によって防蚊戦略を変えることを推奨しています。

  • 都市部 → 人間の行動範囲を中心に空間防御

  • 農村部・牧場 → 家畜エリアを含めた広域防御

  • キャンプ場 → 動物・人間の混合環境を前提に薬剤選定


まとめ

蚊が好む血は「人間か動物か」で単純に分けられるものではなく、蚊の種類と環境要因の組み合わせによって変わります。モスブロッカーでは、こうした科学的知見を基に、環境ごとに最適な防蚊ソリューションを提供しています。

「敵を知れば、百戦危うからず」──蚊との戦いも同じです。

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