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モスブロッカー現場最前線:ジェイムス・マイケルが語る「蚊対策」の未来

  • Writer: Jamie Lane
    Jamie Lane
  • Jul 30
  • 3 min read

こんにちは。モスブロッカーの技術顧問ジェイムス・マイケルです。

私は現在、当社の技術開発・現場運用に関するアドバイザリーを担当しており、これまでの実務経験を活かしながら、より効果的な蚊対策ソリューションの普及に取り組んでいます。

Close-up of a mosquito perched on a green leaf with a soft, blurred green background, highlighting its delicate wings and legs.

蚊の被害は「局地戦」から「空間制御」へ

気候変動や都市部のヒートアイランド化により、蚊の活動域は広がり、単なる虫刺されの問題ではなく社会的インフラとしての“防蚊”が必要な時代に突入しています。

私がモスブロッカーと共に開発・監修しているのは、従来の「叩く」「塗る」「焚く」から脱却し、空間ごと防御するという発想に基づいた新技術です。


顧問の立場から見た「技術の選定基準」

私の役割は、単なる理論設計ではありません。むしろ現場主義の目線で、

  • 薬剤の選定(拡散力と安全性のバランス)

  • 噴霧デバイスの動作安定性

  • 都市部・自然環境への適応力

といった複合的な条件を検証し、**「現実に通用する仕組みだけを選ぶ」**ことにあります。


都内公園での導入実験とその成果

2024年、ある自治体からの依頼で、都内の大型公園にモスブロッカーの空間噴霧システムが設置されました。

その結果、以下のような成果が得られました:

  • 蚊の目撃件数が設置エリアでは84%減少

  • 子どもや高齢者からの「安心して外遊びできた」との声

  • 地元メディアにも掲載され、反響が大きかった

このような結果から、**「空間の防蚊インフラ化」**という考え方が、確実に現実味を帯びてきていると感じます。


技術顧問が語る「失敗から学んだこと」

防蚊技術には、当然ながら失敗もあります。

過去には「成分濃度が強すぎて一部の植物に影響が出た」「拡散タイミングが気温に合わなかった」といった課題も経験してきました。

しかし、そのすべてが、「次の改善」につながる重要なデータです。

私は顧問として、こうした現場フィードバックをすべて吸い上げ、開発チームと連携して製品改良へと反映させています。


今後の展望:公共施設・海外展開も視野に

今後、モスブロッカーは日本国内にとどまらず、アジア圏や中南米など蚊による感染症のリスクが高い地域への展開も検討しています。

また、以下の施設への常設導入が進行中です:

  • 高齢者施設

  • 幼稚園・保育園

  • 野外イベントスペース

  • 避難所・仮設住宅

顧問として私は、これらのプロジェクトに**「確実に成果が出るかどうか」**の技術監修という形で深く関わっています。


最後に:モスブロッカーは「社会的な安心」のために存在する

私は常にこう考えています。**「誰かの暮らしに、知らないところで役立っていることが一番うれしい」**と。

モスブロッカーの製品が街中の当たり前になる未来へ。技術顧問として、これからも現場と研究をつなぐ架け橋であり続けたいと思います。

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