top of page

“見えない脅威”と向き合うということ

  • ジェイムス マイケル
  • Jul 29
  • 2 min read

投稿者:ジェイムス・マイケル(技術顧問)

こんにちは。株式会社モスブロッカー、技術顧問のジェイムス・マイケルです。

私は創業当初からこの会社に関わり、現在は現場統括や技術指導を中心に、日々さまざまな現場に立っています。長年、都内をはじめ全国のさまざまな場所で「蚊」と向き合ってきました。

蚊という存在は、どうしても軽視されがちです。「刺されても、かゆいだけ」「夏だから仕方ない」と思われることも多い。ですが、私たちは日々、蚊が人々の生活に与える深い影響を現場で見てきています。感染症のリスク、不快感によるストレス、小さなお子さんや高齢者への健康被害。見過ごされがちな“生活リスク”が、そこにはあります。

私たちの仕事は、単に殺虫剤を撒くことではありません。どこで発生し、どの経路で侵入し、どう広がるのか。風の向き、気温、湿度、地形。すべてを踏まえた上で、「どこに、いつ、どう対処するか」を判断します。施工現場では、薬剤の選定だけでなく、近隣への影響や環境への配慮も常に意識しています。

最近では、公園や学校など、子どもたちが多く集まる施設での防蚊施工が増えています。保護者や教職員の方々から、「ここまで丁寧にやってもらえるとは思わなかった」と言っていただくこともありますが、私たちにとってはそれが当たり前の基準です。

若いスタッフたちの成長も、最近の楽しみの一つです。現場経験の少ない新人でも、蚊の動きを読めるようになると、自信を持って動けるようになる。そういう姿を見ると、この仕事の価値を改めて感じます。

“見えない脅威”と正面から向き合い、それを未然に防ぐ。その積み重ねが、地域の安全と安心につながると私は信じています。

今後もこのブログを通して、現場で感じたこと、伝えたいことを発信していきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

Recent Posts

See All
蚊は、“水”から始まる

「現場に行ったらまず探すのは、“水”です。バケツ、植木鉢の皿、エアコンのドレンホース……。蚊の発生源は思ったよりずっと身近にあります。毎年同じ場所で発生するのは、“人が忘れる場所”だからです。施工技術も大事ですが、根本を見落とせば意味がない。そういうことを後輩たちにも伝えて...

 
 
 

Comments


bottom of page